道具の変則的な使い方

畳職人が使う道具の中にサンダーという凄い名前の機械があります。
出仕事で畳ヘリをしっかりと縫い付ける時に使う道具で、普通は下の写真のような使い方はしませんが…

道具の変則的な使い方

堀内畳店では必要に応じて、糸をしっかり縫い付けてくれるサンダーを使って、

道具の変則的な使い方

框(カマチ)とよばれる畳床の角、糸がゆるみやすい部分周辺をサンダーで縫って締め直します。

一手間ですが、この一手間で仕上がりと耐久性に差がでます!!

道具の変則的な使い方

上物のしっかりとした畳表を張る時は畳床を弓なりに反らしてから畳表を引っ張って縫うため畳の角、框の部分には力が加わります。
この部分を縫って補強することで形崩れを予防したり、角が丸まって隙間ができることを防ぎます。


堀内畳店では表替え、畳新調の際「これはサンダーで縫った方がキレイに仕上がるな」と感じたらサンダーの出番です!


※この方法よりもしっかりとした「板入れ畳」という技法や簡易的なやり方もあるのでケースバイケースで畳に向き合っています。



あ、サンダーで縫い締める工程は堀内畳店の自己満足でサービスですよ。










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プロフィール
シュウイチロウ
シュウイチロウ
大正8年創業堀内畳店の四代目です。
畳製作一級技能士です。
伝統は革新の連続です。
好奇心が原動力!
安曇野市、松本市、塩尻市、筑北村、麻績村、池田町、松川町あたりを飛び回って仕事をしています。